CAD/CAMシステムを中心とした
自社一貫生産体制のワークフロー

株式会社 銀星社印刷所


お話を伺った
代表取締役 井田 隆一郎氏(左から2番目)
企画部部長 酒井氏
品質保証課課長 小川氏
企画部 中野氏
印刷グループ 製版・調肉部門主任 登坂氏


株式会社 銀星社印刷所は、昭和5年に群馬県高崎市で創業した老舗の会社。 2017年に新社屋・新工場を構え、自社で一貫生産できる設備を持ち、お客様のニーズに徹底的に応えていくスタイルを貫く、高い技術力を持つ会社である。
CAD/CAMシステム初導入から今日に至る拡張・増設の経緯と導入効果を、 代表取締役 井田隆一郎氏、企画部 部長 酒井氏、品質保証課課長 小川氏、企画部 中野氏、印刷グループ 製版・調肉部門主任 登坂氏に伺った。

コストダウンと高品質化を実現
CAD/CAMシステムの製造ワークフロー

株式会社 銀星社印刷所に設置された面板機

一連のソリューション導入のきっかけは?

井田氏 NSKさんからのソリューション導入は15年以上前から定期的に続いており、パッケージ製版用のプリプレスシステムとエントリー型サンプルカット機、 ArtiosCADをはじめ、需要に応じて随時アップデート、増設を行ってきました。 直近では2021年にArtiosCADとプリプレスシステムのバージョンアップを行ったばかりです。
私がNSKさんとお付き合いしたいと思う一番の要因は、情報提供力・発信力に魅力を感じているからです。 扱っているソリューション全てがハイエンドであることももちろん重要ですが、それがなぜ今の我々に必要なのか? それを導入するメリットをNSKさんは分かりやすく提案してくれる。 経営者として一番欲しい情報である、最新の業界動向や将来の展望などの情報も同時に提供してくれる。 そこが、NSKさんが他社と比べた時にもっとも違う部分であり、魅力として感じる点ですね。

NS-Crease Line 8ATCはコストダウンと高品質化に貢献
面板の内製化を目的に導入されたNS-Crease Line 8ATC

 

NSKのソリューションを最終的に決定した要因は?

酒井氏 ArtiosCADの初導入は15年近くも前になり、増設を重ね、現在では10ライセンスが稼働しています。 構造設計とデザインを分業している会社も多いと思いますが、弊社では昔から一人のデザイナーがCADの構造設計もデザインも一貫してこなすスタイルを取っています。 理由はお客様に満足してもらえる質の高い仕事を行うにはこのスタイルが一番良いと考えているからです。 構造もデザインもできる人のほうが、打ち合わせ時にお客様のニーズを的確に捉えられます。 それによりきめ細かいスピーディな対応を一人完結型で行え、今ではそれが弊社の企画力における強みとなっています。 そのためにはデザイナー1人1人にCADを割り当てる必要があり、増員と共にライセンスを追加していき今に至っています。

デザイナー全員がArtiosCADのライセンスを持つ
各デザイナーにArtiosCADライセンスを提供し、強い企画力の原動力に

中野氏 カット機導入前のサンプル作成・校正カットは手切りでした。 もちろん品質は満足できるものではなく、時間もかかっていました。 サンプルの品質はお客様満足度の重要な要素です。 これを機械化して対応力アップを図ることを目的とした中で、XE10は薄物専用でありながらも加工速度が非常に早く、 使い方も非常にシンプルでArtiosCADからの出力も簡単だったのが決定要因です。

小川氏 面板機導入前は外注による面板と罫線テープの併用運用でした。 罫線の安定度を考えると面板の方が良いのですが、外注なのでコスト的な面が問題で、すべての案件で面板を採用できませんでした。 面板の内製化にあたり、NSKさんの面板機の評判の良さは聞いており、同業の導入ユーザー様を見学させて頂いたときもその評判通りのポテンシャルを発揮していました。 ArtiosCADでのデータ作成の簡単さと、作成した面板データと機械との連携もきちんと考えられており、これ以外の選択肢はなかったと断言できます。

株式会社 銀星社印刷所に設置されているKongsbergXE10
企画の部屋に設置された2台のXE10でデザイナーが使いたい時に自由にサンプルカットを行える環境を構築

 

CAD/CAMの使用感はどうか?

中野氏 サンプルカットが機械化したことにより品質もスピードも飛躍的にアップしました。 特にXE10は薄物専用でありながらも加工速度が非常に早く、使い方も非常にシンプルなのでだれでも簡単に操作を習得できます。 人員の増加に併せて増設し、現在は2台のXE10がフル稼働しています。 最初期に入れたサンプルカット機(NS-R)も、ニス用ブランケットカット用途として15年以上経った今でも現役稼働中です。 CADの方も、導入前はIllustratorで作図をしていたので当然それに比べて作図効率は段違いです。 ブランケットカット用データの作成や製版の現場に渡す面付データ作成も専用ツールで簡単に作成できます。 企画の部署だけでなく、プリプレスの部署でもArtiosCADの貢献度は非常に高いです。

導入から15年以上経つカットマシン
導入から15年以上経つカットマシンもブランケット加工機として現役稼働

NS-Crease Line 8ATCの使用感はどうか?

登坂氏 導入から7年以上は経過していますが、これまで大きなメンテナンス無しで運用できており、不便と感じたことはほとんどないです。 加工精度においても、0.01㎜レベルの調整ができる細かさと、再現性の高さがいいです。 ArtiosCADによる面板データ作成も、専用機能があるのでこれまで作図などを経験したことのない私でも直感的に使用でき、自由にデータを作成できます。 使用できる線種の数も多いので、柔軟な加工パラメータを設定できる点もいいですね。 製造を内製化したことによって罫線幅の修正などの細かい修正も自分ですぐに行えるようになったことも大きなメリットです。

小川氏 導入の狙いであったコストダウンと高品質化も目標通り達成できています。 あとは我々も経験させていただいたように、弊社でも面板機の見学を受け入れたことがあります。 どの会社様も見学後の評価は高いようで、導入に至ったケースも何件かあったと聞いています。

今後のビジネス展望について

井田氏 CADデータの更なる活用として、印刷機についているインライン検査において検査範囲のマスクデータとしてArtiosCADの利用を計画しています。 ArtiosCADで面付データを作成しているので、印刷検査範囲とCADデータが完全に一致している。 しかもArtiosCADなら汎用の線として何の手間も無く簡単に出力できる。 これを使用しない手はありません。
これからも一貫生産体制を武器にお客様のニーズにこだわり、評価していただけるよう努力していく所存です。 皆様のご用命をお待ちしています。

 


株式会社 銀星社印刷所

企業HP
http://www.ginseisya.jp/

株式会社 銀星社印刷所は、昭和5年に群馬県高崎市で創業した老舗の会社。 2017年に新社屋・新工場を構え、「設計・デザイン」「印刷」「抜き」「貼り」その他諸加工までを自社で一貫生産できる設備を持ち、 お客様のニーズに徹底的に応えていくスタイルを貫く、高い技術力を持つ会社である。

株式会社 銀星社印刷所のウェブサイト



導入ソリューション

高精度な面板作成を全自動で行う
NS-Crease Line 8ATC

NS-Crease Line 8ATC

詳しくはこちら NS-Crease Line 8ATCはオートツールチェンジャー機能を搭載した面板作成システム。 8本のツールを搭載して、用途に合わせて自動でツールを持ち変えて面板を加工。 ツール交換が全自動で行われ、ツール交換の手間が全く必要なく作業時間・効率がアップする。

構造設計専用CADソフト
ArtiosCAD

詳しくはこちら 世界中で約20,000ユーザー、国内で2,000ユーザーを超す、世界シェアNo.1のパッケージ・段ボール設計に特化した構造設計CAD。 数千種類の定型を用いた迅速な作図に加え、3Dでの組み立てシミュレーションも可能。 面板作成など製造工程との連携機能も極めて強力である。

マルチカッティングマシン
Kongsberg XE10

詳しくはこちら Kongsbergシリーズで最もコンパクトなモデル。 同Xシリーズを薄物資材加工専用機として小型化し、加工精度・操作性はそのままにカット速度の高速化を実現させた、パッケージ・シールラベル・小型サインディスプレイ専用カッティングマシン。

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