Re-board 製作手順のご紹介

Re-board® [リボード] 加工方法について - SDGs認証取得

リボードは取り扱いが非常に容易な素材です。実際の製作例をNSK ソリューションと併せてご紹介します。

1.表面加工

Re-board® [リボード]は、表面が白いライナーで覆われているため
直接印刷することができます。

 1)UVインクジェット印刷機でのダイレクト印刷
 2)オフセット印刷による合紙(貼合ラミネート)
 3)フレキソ印刷(8mmまでダイレクト)
 4)シルク印刷(大型機のみ可能)

2.カット加工

 1)Kongsberg Xシリーズでの加工
 2)Kongsberg Cシリーズでの加工
 3)Kongsberg Ultimateでの加工

3.側面加工

 1)リボード用エッジバンドマシーンでの加工
 2)手加工によるエッジバンド貼り付け作業

4.組立て作業

 1)手作業による組み立て(現地)


01
ArtiosCAD による構造設計デザイン

POPディスプレイ設計対応のCADシステム「ArtiosCAD」による設計作業。 専用CADならではの使い勝手・利便性、リボード用に最適化された定型、 3D機能によるデジタルモックアップの作成、店頭陳列時のシミュレーションなど ストレスの無い設計環境を提供します。

作成したCAD データは、カット加工用データやグラフィックデザイン時のガイド線としてなど、 様々な用途に流用され、その後の工程をスムーズに進めるための重要なキーポイントになります。

POINT : ArtiosCADを使用すれば製作時間の短縮を図ることが可能です

Artios Vカット

1)資材特性が表現可能なため、リボードの重圧感や、他の資材と組み合わせての作成も理解しやすくなります。

Artios ディスプレイ

2)グラフィックデータさえあれば、様々なパターンの作成・確認をすぐに行うことができるため、 イメージにあったデザインを短時間で確認可能です。

Artios 組み立て

3)3D機能を使用することにより、組み立て手順書を簡単に作成できます。 アニメーション機能で1からの組み立てをシミュレーションしたり、そのまま電子マニュアルとして使用することも可能です。

 


02
グラフィックデザインの準備とダイレクト印刷

作成したデザインデータを印刷するには付け合せやRIP などの前準備が必要ですが、 ディスプレイデータはデータサイズが大きくなる場合が多く、印刷までに手間と時間を要することがあります。

それらの効率を上げる為の
ArtiosCADによる自動ネスティング
RIPソフト「Caldera」
高機能RIPソフト「durst Workflow」
ラージフォーマット向けインクジェットプリンタ「durst」
での直接印刷により、品質と作業効率を両立させたワークフローを構築。手間になりがちな大判印刷を強力にサポートします。

 


03
Kongsbergによる正確でフレキシブルな加工

印刷が終わった物は、Kongsberg を使ってカット加工を行います。 ArtiosCADで作成したCADデータをKongsbergへ出力するだけで簡単にカッティング・穴あけ加工を行うことができます。

折りが必要な部分に対しては専用のツールを使っての45度の角度切りを行うことにより、 正確な90度の折り曲げ加工を行えます。

また複数の切れ込みをハーフカットで入れ片面のライナーのみを剥がし取れば、 Rのついた曲面を作ることも可能です。ライナーを剥がす専用のツールも用意されています。

自由な角度でカット可能な新ツール - Variangleツール

刃物の角度が自由に可変し、厚物資材の高速直線切りと任意角度でのVカットの両方を行える Variangleツールの登場により設計の自由度/実現性が格段にアップしました。

 

 

Vカット・半カットの仕様による自由な折り曲げ加工

正確な直角の折を実現するには、KongsbergのVカットツールを使って45度の切れ込みを行います。 左右から45度づつの切り込みを入れることにより90度の溝が作られ、その溝を折り曲げることで直角折りを実現します。

曲面を表現する場合には、裏面に半カットの切れ込みを入れ、ライナーを剥がしとることでリボードを折り曲げることができます。 半カットの切れ込みの数を調整することで、緩やかなRから急なRにまで柔軟に対応できます。
ライナー除去には専用のクリーニングツールがあり、効果的にライナーが除去できます。

Kongsberg Vカット Kongsberg 半カット

Vカットの加工を行い、90度に折り曲げを行った状態で切り込みを作図し、 その切込みを凹型で抑え込むと90度と90度が合わさり2面をつなぎ合わせることができます。
資材サイズを超える壁面などを製作したい場合に利用できると同時に壁を自立させるための支えとして機能させることができます。

リボードの表面ライナーは厚みを持っており破れにくい特徴があります。
接合部分のフルートを取り除き繋ぎ合わせることにより、段差のない平面を作ることができます。 これにより継ぎ目の隙間が目立たない平坦な壁を作ることができます。

Kongsberg 面つなぎ Kongsberg ライナー残し

04
専用のパーツ・アクセサリで仕上げ作業

リボードには組み立て・仕上げ用のアクセサリが多数用意されています。 プラスチックネジやコーナー留め具を使用することにより、組み立て作業が非常に楽になります。

エッジバンドはリボードの加工断面を隠すことができるため、一見すると紙で出来ているとは思えないほどの美しい仕上がりにすることができます。 サイズ・カラー・模様のバリエーションも豊富に用意されています。

Re-boardアクセサリ詳細
専用の組み立てパーツ・アクセサリを使用して仕上げ